山奥の祖母の家に来た。といっても、祖母は10年ほど前からケアホームに住むようになって、現在はほぼ空き家の状態。
それでも、毎年雪が降る前に玄関前の雪囲いを頼まれる。
三姉妹の末っ子であるウチの母親は三才ごろに父親を亡くし、それ以来祖母は女手一つで不便な山奥の家で娘たちを育て上げた。
大変でも家族の想い出の詰まった家。
ほとんど帰ることはなくても、そんな「家」が朽ち果てて行くのは見ていられないのだろう。
毎年2回、雪囲いを設置するときと、春先にこれを撤去するとき。一人で作業しながら、ばーちゃんという一人の女性の生涯に想いを馳せる。
そんな久々の投稿。